学校の先生と塾講師

学校と塾、果たす役割が違うように、学校の先生と塾講師は果たすべき仕事が違います。例えば、学校は何のために行きますか。勉強をするために行くというのも、もちろんありますが、人間関係や言葉の使い方を含めた生活全般のことを勉強をするためにも、学校へ行きます。だから、先生から受ける指導は、勉強のことだけでなく、生活態度なども含まれます。また、学校には様々な行事があります。合唱コンクール、運動会、修学旅行などは、普段の授業では学べないお友達と協力することの大切さを学ぶ機会になるのですが、そういう場において、先生は時に正しい流れを作るべく先頭に立ち、時に学生たちが自分たちの力で問題解決に当たれるよう見守るようにすることが求められます。

一方、塾はどうでしょうか。大抵の塾は、塾生の学力アップを目指すところです。塾講師に求められるのは、どれだけ短時間で成績を上げられるのか、より上の学力へ導けるのかです。もちろん、生活態度の乱れは、塾でも指摘を受けることがありますが、それは生活態度が乱れていると本人はもちろん、周囲の塾生の学力アップの弊害になるためだからであって、心の形成云々が問題にしているわけではありません。言ってみれば、学校の先生は人はこうあるべきという、数字で表すことのできない理想を指導するのに対し、塾講師はもっと現実的に、試験の点数なり、偏差値なり、目に見える数字を良くするための指導をしていると言っても過言ではないといえます。